阪神電気鉄道と阪急電鉄は、「六甲山スノーパーク」(神戸市)の入園券を含むおトクなきっぷ「六甲山スキークーポン」を発売します。
阪神・阪急両沿線の最寄りの駅から六甲山スノーパークまでの交通アクセスと、六甲山スノーパーク入園料(1dayチケット、通常中学生以上2,200円・3歳〜小学生1,100円)がセットになっているおトクなきっぷです。神戸市交通局ならびに、六甲山スノーパークと六甲山上の交通機関を運営する六甲山観光(神戸市)と共同で発売します。
「阪神版」は阪神全駅(神戸高速線を除く)から御影駅まで、「阪急版」は阪急全駅(神戸高速線を除く)から六甲駅までを1回往復乗車できます。両者の共通区間として、神戸市バス16系統の阪神御影または阪急六甲〜六甲ケーブル下間(阪急版は106系統も利用可能)、六甲ケーブルの六甲ケーブル下駅〜六甲山上駅間はそれぞれ往復乗車ができ、六甲山上バスの六甲ケーブル山上〜六甲山スノーパーク間は何度でも乗り降り自由となります。また、クーポンには観光施設「ROKKO森の音ミュージアム」(旧施設名: 「六甲オルゴールミュージアム」)の入館割引券もセットされています。
おねだんは阪神版が大人2,900円・小児1460円、阪急版が大人3,050円・小児1,530円です(詳細と主な駅からのおトク額は下表を参照)。発売期間は六甲山スノーパークが営業する2021年12月4日(土)〜2022年3月6日(土)の予定ですが、ゲレンデコンディションにより変更される場合があります。発売期間中の乗車当日から連続する2日間有効ですが、2022年3月6日(土)に利用開始した場合は3月7日(日)の利用はできません。発売箇所は阪神版が大阪梅田駅・尼崎駅・甲子園駅・御影駅・神戸三宮駅の各駅長室と阪神電車サービスセンター(神戸三宮)、阪急版は各ごあんないカウンターと阪急京都観光案内所・河原町、阪急ツーリストセンター大阪・梅田です。
なお、リフト券およびレンタル料金は含まれていないため、利用の際は別途料金が必要です。ナイター営業日の16:00以降に入園する場合は、別途500円(大人・小児とも)のお支払いでリフト乗り放題券へ引き換えての利用となります。また、未就学児(3〜6歳)については現地で入園券の購入が必要です。
阪神間の市街地から最も近いスキー場としてファミリー層を中心に親しまれてきた「六甲山〈人工〉スキー場」は2013年度に名称変更され、六甲山スノーパークとして設備のリニューアルが図られています。スキーだけでなく、雪遊びやスノーボードなどウインターレジャー全般を楽しめる「雪のテーマパーク」としての定着を目指しているとのことです。2021年度シーズンは営業期間中、スノーボードが曜日を問わず終日滑走可能となります。